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センテージから見ると、つまり大都市ほど少ないんですね。しかし実際に今、集まっている人の数は、大都市の方がはるかに多いわけですよね。

 

○松島 
私、実際に自主事業に携わっていないので、庶務係なものですから、うちの職場の中で見聞きした範囲の感想でしかお話しできないんですけれども、今のクラシックの件、ことし小樽市で行われた道の公立文化施設のときにも、クラシックの件で悩みをお話しされました。そのときにも私は申し上げたんですけれども、1つは、例えば今、新聞なんかを見ますと、クラシックを聞かせて牛乳の量をふやしたとか、北海道のオホーツク海の方で森林をホールに見立てて演奏会をしたとか、そういうような例で考えれば、例えば食物と農家というか、農村地帯であれば食物とクラシックという感じ、例えばこういうことであったら、農家の人がクラシックに疎いとか、そういうことではなくて、そういうきっかけであれば、例えばクラシックを聞かせれば稲が成長するなんて、クエスチョンマークでもいいから、そういうネーミングで出すと、農家の人がもしかしたら来るかなと思ったり、例えば漁村であれば、養殖の魚が大きくなるとか、そういう切り口がないかな。1つはそういうところからでもいいのではないか。
もう1つは、お子さんの吹奏楽の演奏会に親が来るのではないかなと思うんですよ。そういうところからクラシックに親しんでもらう、そういうことがきっかけになると思う。
例えば札幌には高音研という高校の先生方の研究の演奏会がありまして、ふだん授業で生徒さんとしか接していないけれども、たまに町に出て演奏会をする。そこにどれだけ人が来ているかと言われれば、ちょっと疑問なんですけれども、そういう意味で、おらが町の先生がホールで演奏会するぞといったら、義理でも来るのではないかな。義理でも来られると、鵡川の係長さんがおっしゃたように、「聞いてみればおもしろいものだな、すばらしいものだな」そういう気がするのではないかなと思います。
そういう点で、何かきっかけづくりをして、ぜひこの次は、公文協のアートマネージメントに出席して、こんなのがありましたという報告をぜひしていただきたいなと思います。

 

○草刈 
ここで少し、休憩いたします。

 

○進行 
それでは、15時20分から再開いたします。

 

〔休憩〕

 

○進行 
それでは、休憩前に引き続きまして再開します。先生、よろしくお願いします。

 

○草刈 
企画の問題につきまして、先ほどもちょっと話が出ましたが、要するに、いわゆ

 

 

 

 

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